My mind in flight

国内・海外の旅、飛行機をメインテーマに、仕事関係をサブテーマに書いています。

背中は見せなくて良い

最近、俳句が流行っていると聞く。

確かに僕もプレバトを観ており、その評論や夏井先生と芸能人とのやりとりは楽しい。

家族の楽しい団欒の時間にもとても良い。

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短い言葉と言葉に含まれるいろんな意味や情景を読み、想像を膨らませて自分の感情を揺さぶる。

日本人、日本語らしい、とても素晴らしい文化だと思う。

中高生の頃、国語のテストで「作者の意図を答えよ」と言った問いに、「これが何の役に立つんだ」などとハスに構えた事を思ってたけど、歳を重ねて、それが文化を学び、感じるためのものだったと思うようになった。

そう言った日本的感覚は素晴らしいし、日本人として誇らしいけど、チーム作りやビジネスにおいては少し違う。

誰もが同じ方向、同じスピードで向かって進めるように、目的やゴール、方法、ルールを明確に言語化し、発信し、必要に応じて軌道修正していく必要がある。人それぞれの感性で解釈が異なる状況では、同じ所にたどり着けない可能性が高くなり、より高く、より遠いゴールだと、たどり着く地点がズレる幅も大きくなってしまうからだ。

今は昭和のモーレツ社員時代とは大きく異なる。

「背中を見て学べ」、「空気や行間を読んで行動しろ」ではチームは一方向へ、スピード感を持って進む事は相当困難になるだろう。もちろん徒弟制の一対一での教育がベストな仕事があるのかも知れないが、チーム、組織で成果を上げる仕事では、リーダーがより具体的に、明確な言葉にしておく必要があるだろう。

少なくともそれがチームの動きにつながる。