My mind in flight

国内・海外の旅、飛行機をメインテーマに、仕事関係をサブテーマに書いています。

飛行機の欠航 マメ知識

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和多都美神社 鳥居

先日、長崎県対馬へ出張してきました。 その道中記は改めて書かせて頂くこととして、今回は起こったハプニングについて書きたいと思います。

離島往来は天候の影響を受けやすい

そのハプニングとは、対馬から帰るその日、島から出る飛行機、客船が全て欠航になったことです。理由は強風。確かに朝のNHKニュースで

「九州地方は強い突風が吹いています。長崎県対馬では午前5時台に瞬間風速24mを観測しています。」

と報道されていました。島の交通だけでなく、飛来物やクルマの横転など、心配事ができたのでした。

前日も強風で全便欠航。
台風には程遠くはあったものの、突風が何度も吹くような感じで、車の運転でもハンドルを取られそうになるほどの強さではありました。強すぎる風は航空機には優しくありませんので、この結果も致し方ないのです。また、対馬空港の往来は福岡や長崎から来た機材が折り返すのが基本で、いわゆる予備機もなく、タイミングを計るということも出来ないため、全便欠航になってしまったものと思われます。

運行状況をマメに確認

ただ前夜は、天気は好転するとの予報であったので、朝日が昇れば風も止み、快晴の空のもと空港までのドライブを気持ちよく楽しめるに違いない、と楽観的に思っていたのでした。

ところが、翌朝起床後の空は厚い雲が垂れ込め、風もまだ強いまま。 少し心配にはなってきましたが、悩んでいても何も解決しませんので、ひとまず空港へ車を走らせることにしました。2時間を要するドライブであるので、その途中途中で休憩を取り、その度に運行状況をつぶさに見ることに。

朝の一便は欠航、次の一便も欠航と、時間を経るごとに欠航になっていきます。私が乗る14:50発の便は正午の時点で「定刻通り」の状況。 希望をもってドライブを続けたのですが、ある時、携帯のSMS着信音が鳴りました。嫌な予感がして、車を安全なところに止めて見たところ、「ANA4936便は欠航となりました。」とのANAからのメッセージ。

やっぱりか・・・と言うことで、直ぐに振替便への変更、座席指定を行い、ホテル予約をしたのでした。

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送られてきたメッセージ

アプリと通知設定はしておく方が安心

で、何が言いたかったかと言うと・・・

空旅の安心のために

  1. ANAのアプリのダウンロード
  2. 予約便の運行状況を通知するメールを受け取る設定

を旅行を始める前にやっておいた方が、より安心で旅気分を最後まで味わえますよ、と言うことです。予定通りに飛んでくれた時には大きなメリットを享受できないのですが、欠航のように何かあった時には大きなメリットがあります。ちょっとした手間で大きなメリット、これはやっておいた方が良いと思います。

そう言えば、Wifi対応の機材に搭乗した時に、機上でWiFiを使用するにもアプリが必要なので、アプリは入れておいて間違いないと思います。

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ANAアプリのアイコン
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運行状況通知の設定

ハプニングを早く知るメリット

私の場合は空港に着く30分ほど前(出発時刻までは1時間30分ほど前)にこのSMSを受信し、直ぐに対応が取れました。そのおかげで、早い便ではありませんでしたが、翌日の飛行機に振り替えられ、座席も好きな窓側を確保できたのです。

空港まで車を走らせて、レンタカーを返却手続きをした後に欠航を知り、カウンターまで行ってから手続きをしていたら、前日の振替の方々もいらっしゃったはずなので、その数から言えば、翌日の飛行機に乗れなかったかも知れません。

対馬との定期便は福岡と長崎に飛んでいますが、両方とも小型のターボプロップ・プロペラ機。福岡便はDHC8-Q400、長崎便は-Q400か-Q200。定員が少ない飛行機であるので、こういう時、なるべく早く飛行機に乗りたい方は、手続きするのが早いに越した事はありません。

 

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対馬空港にて

悪天候による欠航の補償

もう一点気を付ける事があります。 交通機関の選択肢が少ない離島へ行かれる際は、予算の都合はあると思いますが、できるだけ変更が効く航空券を購入しておいた方が良いでしょう。

払い戻しや他の便への振替はもちろんしてくれますが、払い戻し手数料やその他に掛かる費用は、通常の変更時と同じように必要になります。 ましてや市街地に戻る交通費やホテル代は負担してくれません。 「欠航したんだから、ホテル代とか交通費とか航空会社が持ってくれるのでは」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、悪天候による欠航時は航空会社の責任ではありませんので、その辺は知っておいて、変にトラブルにならないように気をつけたいものですね。

もちろん機材の故障であれば、航空会社ができる負担をしてくれるはずです。そうなった時は交渉しましょう。

  欠航してどうにもなくなった時には、早々に気持ちを切り替えて、美味しいものでも食べて、延びた旅行を楽しんだ方が何よりお得ですね。