地政学的要衝 交易の中継地 対馬をドライブ
先日、対馬へ出張してきたのは既報の通りです。
対馬ってこんなとこ
対馬、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。 最近はテレビ番組やビデオゲームの舞台となって知名度も上がっていますが、 正直よく知らない、と言う方が多いと思います。
対馬の地理的概況
対馬は九州と韓国の間にある長崎県の島で、南北約80km、面積約700平方キロの大きな島です。
本州、北海道、九州と続く日本列島の中で10番目の面積だそうですが、実際に行くまでそのイメージはありませんでした。それでも実際にドライブすると、その広さ、長さを感じる事ができます。
対馬の位置と歴史・自然
対馬はその位置するところから、歴史的にも地理的にも日本にとっても近隣諸国においても非常に重要な場所になっています。
そして自然も非常に豊かで、対馬空港へアプローチする時の機窓からは緑豊かな山々とリアス式海岸が織りなす美しい景色が望めます。
対馬をドライブ
対馬の島の中央には国道382号が縦貫しており、
ここを基本線にレンタカーでドライブすれば島のスポットへアクセスできます。
と言うか、どうやってもここを走ることにはなると思います。
休憩ポイントは少ないが快適なロングドライブ
私は対馬の南に位置する厳原のトヨタレンタカーさんが対馬ドライブの起点になりました。
これは余談ですが、空港から車を借りる方は空港店の方がもちろん便利ですが、船で対馬厳原港へいらっしゃる方は、港の近くにお店がある厳原店が便利です。空港店の方も厳原店の方もスタッフさんが親切で丁寧でとても気持ちよくスタート、ゴールできます。
厳原店|対馬市(長崎県)のレンタカー店舗ならトヨタレンタカー
そこから北の比田勝へ向かうのですが、その道程のほとんどでこの382号線を使いました。
途中、県道39号線、48号線を経由して、およそ2時間半のドライブです。
片側1車線のゆったりしたところも多いのですが、1車線の箇所もそれなりにあり、
道幅が狭小のところもあります。そこにバスやトラックなどの大型車両も通りますので、
1車線区間はスピードを落としての走行が良いと思います。
また、ドライブ中は「ここ!」と言うところはありませんが、それでもところどころ眺められる海と山の景色は目の保養になります。
食べ物とガソリンには余裕を
道中は、携帯電話(Softbank利用)が圏外になる箇所も多く、コンビニやスーパー、ガソリンスタンドも少なく、閉店時間も早いです。ガソリンスタンドは19時までが島の慣習のようですので、長時間ドライブ、特に夜間のドライブの時には、食料とガソリンには余裕を持たれた方が、ドライブを楽しめると思います。
その食料ですが、私は九州のチェーンスーパーである「バリュー」で購入しました。
対馬のスーパーはこのバリューがほとんどではあるのですが、チェーンだからと侮るなかれです。
島のスーパーの片鱗もしっかりあって、生活用品や生鮮食品などはもちろんのこと、対馬の土産物や総菜系も充実しています。個人的な感想ですが、海鮮系の丼物、巻き寿司はかなり美味しかったです。
旅であれば目指す飲食店もあるとは思うのですが、それが無いのであれば、ここで買って車内で食べるのも良いかも知れません。私は海鮮巻きを食べたのですが、巻き寿司にワサビが入っているのは初めての経験でした。
対馬はもともと穴子やブリ系のお魚が有名で美味しいのですが、今はマグロに力を入れているとのこと。もっとも、青森大間のマグロなどと同じで、良いものは高値で売れる都会へ、対馬だと博多へ持っていくものが殆どだそうです。ただ、それでも私たち旅行者にとっては、島で食べる魚は美味しいものです。
ルールを守るのは当然ながらマナーもしっかりと
最後にドライブにあたってですが、現地の方々はゆっくり、ゆったり車を運転されます。
私たちも対馬の風景と風土を感じながら、焦らずゆっくり安全運転で、ゆとりの気持ちで旅のドライブを楽しみたいですね。