国内線の長距離路線は気持ちが楽で良い
HND-OKA 国内線では長距離だと思う
羽田から那覇への所要時間は2時間45分。 飛行機なら1時間程度の東阪の移動が多かった私にとっては、このフライト時間は結構長いもんだと感じてしまいます。ちなみに東京から釜山への国際線の方が、所要時間2時間30分となっていて短かったりします。
ちなみに、航空路線における時刻表示は出発地で「飛行機が動き始めてから」、到着地で「飛行機が止まるまで」なので、実際に空を飛んでいる時間は表示されている時間よりも短いと言うことになります。
滑走路の運用は風向きによりますので、国内の空港は季節によって使う滑走路の頻度が変わったりするのですが、羽田においては概ね、西、南へ行く便は滑走路D(05-23)を使う事が多く、プッシュバックから離陸までの時間も長めなので、純粋なフライト時間で言えば2時間程度である事がほとんどです。それでも国内線という事を考えれば、それなりに長いです。
離陸後のCAさんは忙しい
羽田のRWY05を飛び立つと、すぐに右旋回します。これは05離陸の航空機お決まりのルートです。先日福岡へ向かう時に34Rを離陸したのですが、珍しく左旋回したことがありましたが、それは西、南方面ではレアケースです。
今回は5Aのシートであったため、眼下にはアクアラインと海ほたる、少し後に館山の海岸線が美しく見えました。
シートベルトサインが消灯すると、すぐにサービスの準備に入るのですが、これが何とも慌ただしく感じてしまうのが国内線なのです。それは時間が短いから致し方ないことなのですが。
羽田伊丹便だと時刻表上の表記で所要が1時間。離陸後にシートベルトが消灯して、次に着陸するためのシートベルトサインが点灯するまで、大体30分程度しかないというのが私の肌感です。
その間に飲み物を用意して、B787の普通席の3-4-3配列シートだと、通路片側で1列3-2の5名、大体20列ほどサービスするとしたら100名にサービスするわけです。ひとりひとり飲みたい物を聞いて、注いで、渡す。それだけでも忙しそうに感じてしまいます。飲んだ後の紙コップの回収もあり、カートの収納や飲み物の後処理もあるんだと思います。それは慌ただしくなってしまいますよね。
なので、できるだけ短時間で提供を済ませられるように、今はペットボトルのお水をお願いすることが増えました。もしくは「コーヒーをミルク付きで」とやり取りも極力少なくなるようにしています。
フライト時間の長さはCAさんの余裕につながる
フライト時間に余裕があると、少しCAさんにも余裕があるように感じるので、飲み物のおかわりや、機内誌のお願いなど、諸々お願いしやすい環境になる気がします。
声を掛けやすい雰囲気になると、そこから会話も生まれやすくなりますし、実際、搭乗した機内でも、お客さんと談笑されていた方もいらっしゃった程でした。もちろん、声量や会話の内容にもよりますが、会話が生まれるぐらいの方が搭乗客としても居心地良く感じるものです。
ほどほどのフライト時間がある便は、出張帰りの時などには身体的には辛いと感じることもありますが、ゆったりした時間が流れる感じは心地良く、良いフライトになる事が多いと感じます。
会議で演説してしまう癖
人前で話すと必ずと言っていいほど、自分の話に陶酔する人が少なからずいる。それは会社の中で役職が上の人ほど多い。
伝えたい事が沢山あるのはわかるが、一方的な発信だけでは、そこに居合わせる人の大部分は右から左であろうと思う。
さらに陶酔するだけでなく、話し続ける事で自分が何を言いたかったのかがわからなくなってしまう事もあり、最初に何の話をしていたのかがわからなくなるのである。聞いている人は理解どころか、真面目に聞いている人ほど混乱に陥ってしまう。
その場が演説会や動画配信、こうしたブログなのであればまだ良いが、出席者の多い会議の場であったなら、本当に時間の無駄使いである。質疑応答の応答で演説など始まろうものなら目も当てられない。
本気で伝えたいと思っているなら、言いたい事を言うだけではなく、伝えたい事を整理して、どうしたら伝わるのかをきちんと考えて話すべきだ。それには年齢や役職は関係ない。
ANAプレミアムクラス 軽食提供便
ANA国内線プレミアムクラスでの機内食
プレミアムクラスに何度か搭乗していますが、いつもは朝、昼、夕のしっかりした食事が提供される便でした。ただ、どの便でもしっかりとした食事が提供されるわけではなく、今回は15:30羽田発の「軽食」提供便に搭乗しました。
「軽食ってどの程度?」と興味を持ちながら乗ってきましたので、同じように思う方の参考になればと思います。
そもそもプレミアムクラスのサービスって
ANAのプレミアムクラスとは、国内線におけるビジネスクラスのようなもので、座席間隔が広く、飛行中に食事も提供されます。朝、昼、夕の一般的に食事を摂る時間帯のフライトでは、目と舌を満たしてくれる料理が食器に盛られて提供され、ビールやワインなどのアルコール類も追加料金無しで飲む事が出来ます。
ただ、飛行機は食事時間帯だけ運行されているわけではありませんので、間食となる時間帯のプレミアムクラスでは、提供される食事どうであったのかをリポートします。
ANAの公式サイト https://www.ana.co.jp/ からプレミアムクラスで予約する時に、各便の食事の種類が「食事」、「軽食」とわかるように表示されているので、どちらが提供されるのかがわかるようになっています。
軽食とはこんな感じでした
さてその食事がどうだったのかですが、写真の通り、小ぶりのパニーニやトルティーヤ、果物、と言った「軽食」と言うのにふさわしいものでした。確かにこの時間にしっかり食べてしまっては到着地での食事時間などに影響が出てしまう人もいらっしゃると思うので、この量で充分だと感じました。
また、今回の「軽食便」では料理の量が少ないこともあってか、上品なお菓子が、持ち帰りが出来る形で提供されました。写真にある緑の箱がそれです。
食事で提供されるものには無いものが軽食にあり、これは自宅へのお土産の一つとして、ちょっと嬉しかったです。なお、飲み物は食事と軽食に差はありませんでした。
ちなみにプレミアムクラスの食事がどれだけ「美味しい」のかと問われると、地上で同じものを食べた時と感想が違うかも知れません・・・プレミアムクラスって言う贅沢感と空の上と言う特別な環境も相まって、僕はいつも「美味しい」と感じています。有名料亭とのコラボもあったりするので、それもさらにイメージを変えます。
あと、軽食提供便の方が、割引料金(バリュープレミアム料金)の価格が若干安めだったように見えました。朝夕の混む便と予約の入りが違ったのもあるとは思いますが。
地政学的要衝 交易の中継地 対馬をドライブ
先日、対馬へ出張してきたのは既報の通りです。
対馬ってこんなとこ
対馬、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。 最近はテレビ番組やビデオゲームの舞台となって知名度も上がっていますが、 正直よく知らない、と言う方が多いと思います。
対馬の地理的概況
対馬は九州と韓国の間にある長崎県の島で、南北約80km、面積約700平方キロの大きな島です。
本州、北海道、九州と続く日本列島の中で10番目の面積だそうですが、実際に行くまでそのイメージはありませんでした。それでも実際にドライブすると、その広さ、長さを感じる事ができます。
対馬の位置と歴史・自然
対馬はその位置するところから、歴史的にも地理的にも日本にとっても近隣諸国においても非常に重要な場所になっています。
そして自然も非常に豊かで、対馬空港へアプローチする時の機窓からは緑豊かな山々とリアス式海岸が織りなす美しい景色が望めます。
対馬をドライブ
対馬の島の中央には国道382号が縦貫しており、
ここを基本線にレンタカーでドライブすれば島のスポットへアクセスできます。
と言うか、どうやってもここを走ることにはなると思います。
休憩ポイントは少ないが快適なロングドライブ
私は対馬の南に位置する厳原のトヨタレンタカーさんが対馬ドライブの起点になりました。
これは余談ですが、空港から車を借りる方は空港店の方がもちろん便利ですが、船で対馬厳原港へいらっしゃる方は、港の近くにお店がある厳原店が便利です。空港店の方も厳原店の方もスタッフさんが親切で丁寧でとても気持ちよくスタート、ゴールできます。
厳原店|対馬市(長崎県)のレンタカー店舗ならトヨタレンタカー
そこから北の比田勝へ向かうのですが、その道程のほとんどでこの382号線を使いました。
途中、県道39号線、48号線を経由して、およそ2時間半のドライブです。
片側1車線のゆったりしたところも多いのですが、1車線の箇所もそれなりにあり、
道幅が狭小のところもあります。そこにバスやトラックなどの大型車両も通りますので、
1車線区間はスピードを落としての走行が良いと思います。
また、ドライブ中は「ここ!」と言うところはありませんが、それでもところどころ眺められる海と山の景色は目の保養になります。
食べ物とガソリンには余裕を
道中は、携帯電話(Softbank利用)が圏外になる箇所も多く、コンビニやスーパー、ガソリンスタンドも少なく、閉店時間も早いです。ガソリンスタンドは19時までが島の慣習のようですので、長時間ドライブ、特に夜間のドライブの時には、食料とガソリンには余裕を持たれた方が、ドライブを楽しめると思います。
その食料ですが、私は九州のチェーンスーパーである「バリュー」で購入しました。
対馬のスーパーはこのバリューがほとんどではあるのですが、チェーンだからと侮るなかれです。
島のスーパーの片鱗もしっかりあって、生活用品や生鮮食品などはもちろんのこと、対馬の土産物や総菜系も充実しています。個人的な感想ですが、海鮮系の丼物、巻き寿司はかなり美味しかったです。
旅であれば目指す飲食店もあるとは思うのですが、それが無いのであれば、ここで買って車内で食べるのも良いかも知れません。私は海鮮巻きを食べたのですが、巻き寿司にワサビが入っているのは初めての経験でした。
対馬はもともと穴子やブリ系のお魚が有名で美味しいのですが、今はマグロに力を入れているとのこと。もっとも、青森大間のマグロなどと同じで、良いものは高値で売れる都会へ、対馬だと博多へ持っていくものが殆どだそうです。ただ、それでも私たち旅行者にとっては、島で食べる魚は美味しいものです。
ルールを守るのは当然ながらマナーもしっかりと
最後にドライブにあたってですが、現地の方々はゆっくり、ゆったり車を運転されます。
私たちも対馬の風景と風土を感じながら、焦らずゆっくり安全運転で、ゆとりの気持ちで旅のドライブを楽しみたいですね。
飛行機の欠航 マメ知識
先日、長崎県は対馬へ出張してきました。 その道中記は改めて書かせて頂くこととして、今回は起こったハプニングについて書きたいと思います。
離島往来は天候の影響を受けやすい
そのハプニングとは、対馬から帰るその日、島から出る飛行機、客船が全て欠航になったことです。理由は強風。確かに朝のNHKニュースで
と報道されていました。島の交通だけでなく、飛来物やクルマの横転など、心配事ができたのでした。
前日も強風で全便欠航。
台風には程遠くはあったものの、突風が何度も吹くような感じで、車の運転でもハンドルを取られそうになるほどの強さではありました。強すぎる風は航空機には優しくありませんので、この結果も致し方ないのです。また、対馬空港の往来は福岡や長崎から来た機材が折り返すのが基本で、いわゆる予備機もなく、タイミングを計るということも出来ないため、全便欠航になってしまったものと思われます。
運行状況をマメに確認
ただ前夜は、天気は好転するとの予報であったので、朝日が昇れば風も止み、快晴の空のもと空港までのドライブを気持ちよく楽しめるに違いない、と楽観的に思っていたのでした。
ところが、翌朝起床後の空は厚い雲が垂れ込め、風もまだ強いまま。
少し心配にはなってきましたが、悩んでいても何も解決しませんので、ひとまず空港へ車を走らせることにしました。2時間を要するドライブであるので、その途中途中で休憩を取り、その度に運行状況をつぶさに見ることに。
朝の一便は欠航、次の一便も欠航と、時間を経るごとに欠航になっていきます。私が乗る14:50発の便は正午の時点で「定刻通り」の状況。 希望をもってドライブを続けたのですが、ある時、携帯のSMS着信音が鳴りました。嫌な予感がして、車を安全なところに止めて見たところ、「ANA4936便は欠航となりました。」とのANAからのメッセージ。
やっぱりか・・・と言うことで、直ぐに振替便への変更、座席指定を行い、ホテル予約をしたのでした。
アプリと通知設定はしておく方が安心
で、何が言いたかったかと言うと・・・
を旅行を始める前にやっておいた方が、より安心で旅気分を最後まで味わえますよ、と言うことです。予定通りに飛んでくれた時には大きなメリットを享受できないのですが、欠航のように何かあった時には大きなメリットがあります。ちょっとした手間で大きなメリット、これはやっておいた方が良いと思います。
そう言えば、Wifi対応の機材に搭乗した時に、機上でWiFiを使用するにもアプリが必要なので、アプリは入れておいて間違いないと思います。
ハプニングを早く知るメリット
私の場合は空港に着く30分ほど前(出発時刻までは1時間30分ほど前)にこのSMSを受信し、直ぐに対応が取れました。そのおかげで、早い便ではありませんでしたが、翌日の飛行機に振り替えられ、座席も好きな窓側を確保できたのです。
空港まで車を走らせて、レンタカーを返却手続きをした後に欠航を知り、カウンターまで行ってから手続きをしていたら、前日の振替の方々もいらっしゃったはずなので、その数から言えば、翌日の飛行機に乗れなかったかも知れません。
対馬との定期便は福岡と長崎に飛んでいますが、両方とも小型のターボプロップ・プロペラ機。福岡便はDHC8-Q400、長崎便は-Q400か-Q200。定員が少ない飛行機であるので、こういう時、なるべく早く飛行機に乗りたい方は、手続きするのが早いに越した事はありません。
悪天候による欠航の補償
もう一点気を付ける事があります。 交通機関の選択肢が少ない離島へ行かれる際は、予算の都合はあると思いますが、できるだけ変更が効く航空券を購入しておいた方が良いでしょう。
払い戻しや他の便への振替はもちろんしてくれますが、払い戻し手数料やその他に掛かる費用は、通常の変更時と同じように必要になります。 ましてや市街地に戻る交通費やホテル代は負担してくれません。 「欠航したんだから、ホテル代とか交通費とか航空会社が持ってくれるのでは」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、悪天候による欠航時は航空会社の責任ではありませんので、その辺は知っておいて、変にトラブルにならないように気をつけたいものですね。
もちろん機材の故障であれば、航空会社ができる負担をしてくれるはずです。そうなった時は交渉しましょう。
欠航してどうにもなくなった時には、早々に気持ちを切り替えて、美味しいものでも食べて、延びた旅行を楽しんだ方が何よりお得ですね。
博多飯 ~ 旅の思い出にめんたい重はいかが
B787-8搭乗記
沖縄へ出張に行ってきた。
往路はB777-300、復路はB787-8でのフライト。777でも-300はさすがに機体が大きく、座った座席は50K。
エコノミークラス席が20番台から始まる機材も海外キャリアでは時々あるけど、日本国内では50番台ってなかなかないので、それだけでちょっと気分が高まった。
そして帰りは今回の出張で楽しみにしていた、国際線仕様のB787-8への搭乗。ANAサイト上では"78M"で表記されるこの機材。「国内線・国際線兼用」らしいのだが、国際線がほぼ機能していない今、国内線に回して搭乗客を楽しませてくれている。国内線ながら国際線気分を味わえるなんて結構な贅沢だなと感じる。しかも那覇から羽田へのフライトは2時間ほど。ソウルやプサンと変わらない時間なので、国際線気分をさらに高めてくれる。
搭乗して思ったのは、シートマップで確認済みではあったが、圧倒的にプレミアムクラスの席数が多く、ギャレーも多くて広いこと。それに、国際線ならビジネスクラス適用のシートになるので、通常のプレミアムクラスより、シートピッチが長く取られているようだったことだ。
その他はサービス含めて国内線仕様ではあったものの、プレミアムクラスの席数が多く、翼の辺りまである関係で、CAさんの配置がいつもとは違った。総席数は240とかなり少ないのだが、CAさんの人数はどうだったのかな。プッシュバック時のアナウンスをちゃんと聞いとけば良かった。
この日は風も微風で見事な青空。とても安定した快適なフライトで、読書にもウトウトするにも良い時間でした。最後、羽田へのアプローチの時には、伊豆半島と冠雪した富士山が美しく、三浦半島と江ノ島も綺麗に眺められ、出張疲れも癒やされて旅を終える事が出来ました。
B787-8国際線仕様の機材。今は国内線で乗れて嬉しい反面、本来は国際線で活躍出来るのが一番。その日が早く来る事を祈ります。