方向転換の意図と追従者の解釈
リーダーによる突然の方針、方向の転換に、メンバーが戸惑う事がある。
いろいろな課題に対峙していくために、方針や方向を転換することは、
その風向きや波の強さによって当然やるべき事である。それは理解している。
問題はそこではなく、どういう経緯や思考があってその転換に至ったのかの説明が為されないところだ。
全てを細やかに説明する必要はないと思うが、転換した方針をぼんやりと発信するだけでは、メンバーからはそのゴールがぼやけてしまう。組織全体のベクトルがバラつくこともあるだろうし、「前まで言ってた事と全く違う」、「ブレている」と人によっては心が離れる恐れもある。
リーダーにとっては「それに従ってくれれば良い」だけなのかも知れないが、ついて行く者は何を目指してそうなったのか、何故前の方針じゃダメだったのか、結果的にたどり着くゴールのイメージを持っておきたいものだ。
しっかりと人の心を掴んで、組織だって動いていくためには、理由や経緯を説明しておかないと思いとは反対に、従ってくれない人が出てきてしまう。
人はそれぞれ感情や意志を持って動く。
リーダーはプレッシャーを受けながら厳しい判断を迫られるものではあるが、「ついてきてくれる」人達のためには、しっかりと向き合って、心を動かす発信をする必要がある。
あまり具体的な事は書けないが、いろいろなリーダーを見ていて感じた事だ。
他人のフリ見て我がフリ直せ。心に留めておこう。