大聖堂の迫力と威厳
5日目、最終日。
5日間と言うと結構あるように思えるけど、何だかあっという間だったなぁ。もう少し滞在したい、って思えるくらいがちょうどいいと言うので、これくらいで良いかな。肉ばっかりだったので、刺身が食べたくなってもきたし。
昨夜午前様だったので、今度は朝、なかなか起きれず、朝食の時間ギリギリに重いカラダを起こした。朝食会場もこれで最後。素敵な朝食、素敵なサーブで楽しかったなぁ。
ホテルをチェックアウトして、マインツの街を散策。観光スポットとなっているマインツ大聖堂、キルシュガルテンを目指す。
お天気も良く、空気も清々しい。道中、教会もたくさんあり、それぞれの建物もそれぞれ違っていて散歩していて楽しい。
大聖堂が近くなってきたその時、廃墟とも言えそうな古い建物を見つけた。なんでも1000年以上も前に建っていた教会とのこと。
単純に1000年前といっても日本で言う平安時代。そんな時の建物に触れられて、少し感慨にふけった。でもそう思うと奈良の法隆寺はもっと凄いのか、と日本の建築物にも畏敬の念の覚えた。
散策を再開すると、大聖堂は目の前。
フランクフルトもそうだったけど、大聖堂の大きさには本当に驚く。でもマインツの方がさらに大きいようだし、建物の迫力も威厳もあるように見える。大聖堂前の広場ではカフェで年配の方々が楽しそうにおしゃべるをしている。何とものんびりした時間が流れる。
中への入り口がなかなか見つからなくて、ウロウロしていたら、警備の方がドアを開けて招き入れてくれた。寛容で優しい気持ちが満ちた心持ちになる。中に入ると、その荘厳さに圧倒されるのと同時に、ここに来ると、確かにいろんなものが信じられるような、そんな気持ちになる。ニューヨークでもパリでもそんな気持ちにならなかったのだけど、ここでは違った。歳をとったからなのか、自分のココロが弱っているのか、よくわからないけど、そんな気持ちになったのは初めてだった。
散策を再開すると、キルシュガルテンも近く。その通りがまた絵になるような素敵さ。普通の通りが普通に素敵だと言うのは、日本も見習わないといけないのかも知れない。何が違うって、やっぱり電柱だよなぁ。キルシュガルテンも素敵ではあったけど、普通の街並みが何よりだった。
その後はライン川のほとりを散策し、ホテルに戻って荷物を引き取り、空港へ向かった。