My mind in flight

国内・海外の旅、飛行機をメインテーマに、仕事関係をサブテーマに書いています。

視察という名の観光(前編) 長文

昨夜疲れてホテルに着いて、最後は意識失うように眠ったハズなのに、朝早く5時から目覚めてしまう。日曜日の朝、外は暗くて静か。とりあえず休息のためにもしばらくベッドでゴロゴロする事にした。

朝7時。全然明るくなる気配がない。これがドイツの冬なのか。夏はなかなか日が落ちないのはフランスで経験したけど、冬は初めて。8時ごろ、ようやく明るくなってきた。外はほとんど誰も歩いていない。日曜だから、そりゃそうか。

身支度をはじめ、朝食。ここのホテルは朝食が充実してると聞いていた。そこは評判通り。野菜もあるし…そしてハム、ソーセージとドイツらしい肉モノが並んで、ベーコンとスクランブルエッグもある。パンも美味しそうだ。これは朝食は飽きなくてすみそうだ。味も良くてあっという間に完食。外の景色も眺められ、ヨーロッパに来たことを改めて感じた。

朝食後はフランクフルトへ。明日の仕事のためにも、電車の具合や道もある程度知っておいた方がいいからだ。Sバーン8号線で昨夜と逆方向へ。車窓から流れる景色を見ていると、人がいきなり眼前に立ち、何やら話しかけてきた。急に緊張感が高まったが、よく見たらDBの職員。検札だった。思ってた制服姿じゃなかったので、少し慌てたけど、何事もなくて良かった。

電車に揺られること40分。フランクフルト中央駅の地下ホームに到着。エスカレーターを一回乗り継いで地上二回上がると、そこはヨーロッパのターミナル駅の風景。人も沢山いるので、なんかヤバそうな人達もチラホラ。光景に圧倒されていたけど、ここで気を引き締め直した。

道順がすぐにわかったので、ここからは観光モード。中央駅から歩いて10分ほどの公園には大きなユーロマークのオブジェが。欧州中央銀行だそうだ。日本の円マークではここまで絵にならないよなぁ、と思いつつ眺めた。

そこからさらに10分程度歩くと、レーマー広場、大聖堂と言った、フランクフルトきってのスポットに着く。なんとも南ドイツらしい建物があって、お土産屋さんも多く、楽しい広場。コップ片手にお金をせびってくる人もチラホラいたけど、ここの人達はしつこくなくて、安全な方だと思う。もちろんスルーする。

時計台の存在感が際立つ大聖堂に入った。日曜日でミサもある日だから、地元の人がたくさん来てて、お祈りを捧げている。大聖堂の素敵さを眺めていただけだったけど、お祈りをする人達の真剣さと雰囲気が伝わって来て、とても写真を撮る気持ちになれなかった。(後編へ続く)